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Trail of the Moon Shadow - The Princess of the Moon and the Bonds of the Universe

2024-07-19 00:01:00

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9

対象年齢:R-18

デイリー入賞: 23 位

参加お題:
むかしむかし、遥か彼方の宇宙で、エルフの戦士、月乃(つきの)が竹の中から現れた。ある日、月乃は地球に降り立ち、お爺さんとお婆さんに出会った。 「お爺さん、お婆さん、私は月乃。今日からここに住むことにするわ!」と宣言する月乃。 「えっ?」お爺さんとお婆さんは驚きを隠せない。 お婆さん: 「まあ、なんて可愛らしい子じゃないか。どうしてここに?」 月乃: 「恋と一緒だな、なんとなく地球に引かれて来たんだ。」 月乃は自分のことをあまり説明しないが、その行動は彼女の性格を物語っていた。 月乃が地球に降りて数ヶ月が経ち、彼女の存在は帝(みかど)の耳にも届いた。帝は月乃に会うために訪れた。 帝: 「これがあの噂の月の姫か。美しい…」 月乃: 「ありがとう、帝。でも私は月に帰らなければならないんだ。」 帝: 「何故だ?地球で幸せに暮らせば良いではないか。」 月乃: 「冗談、顔だけにしろよ。私には使命があるんだ。」 帝はその答えに納得しなかったが、月乃の決意の固さに触れ、何も言えなかった。 月乃の帰還の日が近づき、お爺さんとお婆さん、そして帝は別れを惜しんだ。 お爺さん: 「月乃、お前がいなくなると寂しくなる。」 お婆さん: 「いつでも帰っておいで。」 月乃: 「ありがとう。皆に会えて、本当に良かった。」 その時、夜空に異変が起きた。月の光が普段よりも一際強く輝き、その中から一隻の巨大な宇宙船がゆっくりと降りてきた。宇宙船の表面は銀色に輝き、周囲には青白い光のリングが旋回している。 お爺さんとお婆さんは月乃と共に庭に出て、その光景を見上げた。 お爺さん: 「これは一体…」 月乃: 「迎えが来たのね。」 宇宙船のハッチが開くと、階段が静かに降りてきた。その先に現れたのは月の使者、ルナリウス。彼は長い銀髪をたなびかせ、冷たい光を放つ瞳で月乃を見つめていた。 ルナリウス: 「月乃様、お迎えに参りました。」 月乃: 「分かっているわ。少し待って。」 帝: 「月乃、やはり帰るのか。」 月乃: 「ええ、私には月での使命があるから。」 帝: 「冗談、顔だけにしろよ。本当に行くのか?」 月乃: 「恋と一緒だな、これは避けられない運命なの。」 ルナリウスは月乃の足元に光の円盤を作り出し、彼女をその上に導いた。月乃は一度だけ地球を振り返り、微笑んだ。 月乃: 「さようなら、皆。ここでの時間は素晴らしかったわ。」 円盤が浮き上がり、月乃を宇宙船の中へと運び入れた。宇宙船のハッチが閉まり、再び青白い光のリングが回転し始めた。その光は次第に強くなり、宇宙船は音もなく空へと昇っていった。 静寂な夜空に、月の輝きが冴え渡る。風はそよぎ、雲はゆっくりと流れる。宇宙船が地球の大気圏を離れ、静寂な宇宙空間に進む中、月の光がますます強く輝き始める。星々は静かに瞬き、宇宙の深淵が広がる。無限の空間に浮かぶ月は、まるで優しく見守る母のように月乃を迎え入れた。月と地球、そして広大な宇宙が一つに繋がり、永遠の絆を感じさせる。 エピローグ 帝の逆襲 月乃を乗せた宇宙船が月に到着した直後、月の宮殿に異変が起きた。月の兵たちが慌ただしく動き出し、警報が響き渡る。突如、宮殿の庭に光の柱が立ち上がり、その中から帝が現れた。彼は陰陽師の秘術を駆使してここまでやってきたのだ。 月の兵: 「不審者発見!取り囲め!」 月の兵たちが次々と帝に襲いかかるが、帝は冷静に立ち向かう。彼の周りに霊符が舞い、強力な結界を作り出す。兵たちの攻撃は全て無効化され、逆に彼らが吹き飛ばされていく。 帝: 「月乃を返せ!」 その声に応じて、ルナリウスが現れた。彼は鋼のように冷たい目で帝を見つめる。 ルナリウス: 「帝よ、ここまで来るとは勇敢だが無謀だ。」 帝: 「月乃を連れ戻すためならば、どんな危険も恐れない。」 二人の間に緊張が走る。ルナリウスは兵器を手に取り、帝に向けて発射する。煙が立ち込め、異様な臭いが広がるが、帝はすぐに霊符を用いてその攻撃を無効化する。 帝: 「陰陽の力を甘く見るな。」 ルナリウス: 「ならば、これでどうだ!」 ルナリウスは次々と猛攻を仕掛ける。しかし、帝もまた陰陽師の秘術を駆使し、霊符と呪文で対抗する。二人の戦いは激しく、一進一退の攻防が続く。 長時間の戦闘の末、両者は疲弊し始めた。だが、戦いの中でお互いの力量と信念を認め合う瞬間が訪れた。 帝: 「お前もまた、愛する者のために戦っているのか。」 ルナリウス: 「そうだ。月乃は月の未来を担う存在だ。だが、お前の決意もまた本物だ。」 二人の間に生まれた尊敬と友情が、戦いを止める力となった。 その時、光の中からお爺さんとお婆さんが現れた。彼らは月の宮殿に足を踏み入れた。 お爺さん: 「月乃、お前を追ってここまで来たんだ。」 お婆さん: 「どうしても別れが惜しくてね。」 月乃: 「お爺さん、お婆さん…」 そして、彼らの登場が更なる驚きを呼んだ。お爺さんが口を開き、意外な真実を語り始めた。 お爺さん: 「実は、ここで皆に話さねばならないことがある。」 お婆さん: 「私たちはずっと隠していたけど、もう隠し通すことはできないわ。」 ルナリウスと帝はお互いに視線を交わし、不安と期待が入り混じった表情を浮かべた。 ルナリウス: 「何を言おうとしているのだ?」 お爺さん: 「ルナリウス、帝、そして月乃…お前たちは兄弟なのだ。」 帝: 「何だって!?」 月乃: 「私たちが…兄弟…?」 お婆さんが続きを話し始めた。 お婆さん: 「そう、月乃はあなたたちの妹なの。ずっと昔、私たちはお前たちを守るために地球に隠れ住んでいたの。」 帝: 「でも、どうしてそんなことを…?」 お爺さん: 「実は、私たちの正体もまた秘密に包まれていたんだ。」 お爺さんとお婆さんの正体 お爺さんとお婆さんは互いに目を合わせ、深く息をついた。 お爺さん: 「私たちは、かつて月の王国の守護者であり、王と王妃だったのだ。」 お婆さん: 「王国が混乱に陥った時、私たちは子供たちを安全な場所に送るために、自ら地球に降り立ったの。」 ルナリウス、帝、そして月乃は信じられないような表情を浮かべた。 ルナリウス: 「そんなことが…」 帝: 「なぜ今まで黙っていたんだ?」 お爺さん: 「お前たちが成長し、自分たちの力と責任を理解できるようになるまで待っていたんだ。」 ルナリウスと帝はお互いに微笑み、戦いの中で芽生えた友情を再確認した。 帝: 「兄弟だったとは、全く知らなかったな。」 ルナリウス: 「だが、今はもう理解した。共に月乃を守り、未来を築こう。」 月乃: 「お父さん、お母さん、ありがとう。これからは皆で共に歩んでいきましょう。」 静寂な夜空に、月と地球が互いに輝き合う。宇宙の無限の広がりの中で、月乃、帝、ルナリウス、そしてお爺さんとお婆さんの物語は新たな章を迎えた。星々は静かに瞬き、全てが一つの絆で結ばれていることを示していた。地球と月、そして宇宙が一つに繋がる壮大な物語が、再び動き始めるのだった。

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