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鮮血(あか)に染まる月

2024-09-21 00:01:00

ProfiteroleMix

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2024-09-21 00:01:00

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34

対象年齢:軽度な性的描写、流血表現あり

デイリー入賞: 119 位

参加お題:お月見
「シリア君、聞こえるねェ?しっかり取り立ててくれたまえよ」 右耳に着用したインカムから気障ったらしい女探偵の声が聞こえてくる。ああ、面倒な事になったものね。どうして私がこんな事をしなければならないのかしら。 「聞こえてるわよ。標的は極道一家『灰江南(はいえな)組』、目標はカメラマン早渚凪氏が奪われた金銭。それでいいのね?」 「オーケィ、では始めようか」 私は大鎌を肩に担ぎ、月を見上げた。赤く、美しい。まるで血のように。・・・少しだけ、気分がマシになった。 そもそも、始まりからしてケチがついていた。あの悪魔に昼過ぎに急に呼び出され、請求書と謎のバッジを渡されたのだ。バッジには機械仕掛けのXのマークが刻印されていて、江楠真姫奈のいわゆる『代紋』だそうだ。やっぱりこの探偵、探偵というよりヤクザなんじゃないの。 そして請求書の住所を元に行ってみた先は、あのカメラマンさんの家だった。流石に黒マント姿で誰かの家を訪ねるのは目立ちすぎると思って革ジャンに着替えておいて正解だったわ。でも、良かったのはそこまでだった。 「えっ、シリアちゃん?これって・・・あれ?」 江楠真姫奈の使いで、調査費用の取り立てに来たと伝えて請求書を見せたら、彼はひどく困惑しているみたいだった。事情を聞いたら、午前の内に見るからに『その筋』の黒服たちがやってきて『江楠真姫奈の使い』を名乗って探偵料を取り立てていったらしい。私も事態が呑み込めず、悪魔に電話をかけた。 「ふぅん、午前の内に私の部下が取り立てに行っていた、だってェ?ああ、こいつはうっかりしたねェ。彼に確認してみてくれたまえ、その黒服がXのバッジを持っていたか」 Xのバッジというと、代紋のあれか。私はそれをカメラマンさんに見せてみたが、そんなバッジは初めて見たと言う。 「私の使いなら必ずそのバッジを持っているんだよ。私の地元じゃ当然の話なんだが、ここは他所だったから彼も違和感なく金を渡してしまったんだねェ。仕方ない、スピーカーモードにしてくれたまえ」 言われた通りスマホをいじってやると、探偵は洒落にならない事を言い出した。 「早渚君、すまないねェ。こちらの落ち度だ。金を横取りした連中にはこちらの方で『お願い』して返してもらうから、君はもう気にしなくていい。余分に払っている分があったら、その分はもちろん君に還元するとも。取引には信頼が肝要だからねェ」 ちょっと待て。『お願い』ってつまり、私にヤクザとやりあって金を取り返してこいって事じゃない。ふざけてるのか。・・・しかし、こちらも弱みを握られてる以上逆らう訳にも・・・何て奴、まさに悪魔だ。 その後、すぐさまハイエナの正体を暴いた江楠はその日の夜の内にアジトへ特攻しろと指示してきた。男相手は骨が折れるから嫌いなんだけど、やらないわけにもいかない。そうして私は敵地へ単身乗り込んだのだった。 「はい、カメラマンさん。余分に払っていたお金よ」 翌日、カメラマンさんに奪い返したお金の一部を返しに行った。今日は江楠も同行している。 「ありがとう、シリアちゃん。江楠さんも、面倒かけてすみません」 「なぁに、訳はないさ。一人ひとり丁寧に『お願い』して回ったら、残り3人のところで気持ち良くお金を返してくれたからねェ」 本当に疲れた。男ばっかり35人も相手したんだから、バイト代くらい出してくれてもいいんじゃないの、このヤクザ女。 「あんな怖そうな人たちだったのに、ちゃんとお願いすれば誠意って通じるんですね」 このカメラマン、本気で言ってるのか?だとしたらとんだ平和ボケのおじさんだ。まあ、確かに基本は善人みたいだけど。 「ククッ、まあそういう事だ。次はこちらも気を付けるよ」 江楠と共にカメラマンさんの自宅を後にする。まったく、早く帰ってさっさと寝よう。 「ご苦労だったねェ、シリア君。どうかな、今夜あたり打ち上げでもするかい?この町にもなかなか良いバーがあってねェ」 「冗談じゃないわ。貴女と飲むくらいなら先輩と宅飲みするわよ」 あー、口に出したら先輩に会いたくなっちゃった。先輩の膝枕でごろごろしたり背中に抱きついてお昼寝したりしたい。 「ククッ、猟犬(ハウンド)が愛犬(ペット)になりたいとは洒落が効いているじゃあないか?」 「そんな事ひとっことも言ってないんだけど?」 どいつもこいつも犬扱いして。もういいや、先輩にメールしよ。今夜、お月見しながら飲みませんか、と。あ、もう返信きた。 『お前の部屋でならいいぞ』 「げっ、先輩来るの」 昨日の夜の服とか大鎌とかまだ手入れしてないのに。ああ、昼寝無理だな、これは。 「ククッ、ずいぶん忙しそうだねェ?」 こいつ・・・いつか絶対大鎌のサビにしてやる。
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(masterpiece, best quality:1.3), illustration, (extream detailed), one girl, angel Descending

早渚 凪
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コメント

投稿
猫団子🐈‍⬛🍡

2024-09-21 21:44:37
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早渚 凪

2024-09-22 13:22:55
返信
白銀の雪だるま

2024-09-21 19:00:45
返信
早渚 凪

2024-09-21 19:05:55
返信
ルノハ

2024-09-21 17:26:11
返信
早渚 凪

2024-09-21 18:35:25
返信
ぜんざい

ちょっと”お願い”するだけ!

2024-09-21 11:12:03
返信
早渚 凪

日本語って実に便利ですね。だから外国人を悩ますんですけど。

2024-09-21 11:13:51
返信
Jutaro009

2024-09-21 06:22:54
返信
早渚 凪

2024-09-21 06:44:50
返信
JACK

2024-09-21 05:07:22
返信
早渚 凪

2024-09-21 06:00:09
返信

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2024年7月よりAIイラスト生成を始めた初心者です。
基本はオリジナルキャラで、まれに二次創作作品を投稿します。オリジナルキャラに関しては、エロ系・グロ系含み完全コラボフリーですので気軽に連れて行ってください。
年齢区分は全年齢~R-15を中心に投稿します。R-18作品もたまに投稿しますが、現在はサイト内生成のみでイラスト生成を行っていますので、規約違反を含むR-18作品(性器描写等)は投稿できません。
ストーリー性重視派のため、キャプションが偏執的かと思いますがご容赦願います。

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