ミリシラ様の異世界百景その17「妖精の森（冬期）」
2024-12-16 00:00:00
ChromaXL_v1b
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対象年齢：全年齢
デイリー入賞： 40 位
参加お題：妖精
地球の皆の者、こんクエスト～！！全知全能の大賢者「ミリシラ・シッタカブール」様じゃぞ！今日は以前にも来た魔法学校の裏手の「妖精の森」に来ておる。
秋の頃とは違って、この時期の妖精たちはカボチャお化けに扮したりはしておらぬ。ほれ、この青い蝶みたいなのがそうじゃ。大きめの奴もいれば、小さく群れを成しているものもいる。そして、基本は悪戯が好きな妖精たちじゃが、冬はあんまり活動的ではないんじゃよな。消極的な理由はいくつか説が唱えられておるぞ。
まずは「冬は寒いから調子が出ない」説。ワシ、これは違うと思っとる。何せ、この森は自然の化身である精霊が住む森じゃ。その精霊の加護を得るために妖精が群がってきているわけなんじゃから、そんな妖精たちがいちいち自然の気候にへこたれておるわけ無かろう。『南国の果実や自然が大好きなので南国住まいです、でも暑さには耐えられません。あと冷房は体調崩すので嫌です』なんて言ってるようなもんじゃぞ。
次に「冬は悪戯する相手がいないから大人しい」説じゃ。冬になると動物も姿を見かけにくくなるし、人間もわざわざ冬の森に入ってくる奴あんまりおらんからな。しかし、それならむしろ、少数のターゲットに我先に悪戯をしかけようと群がってくるんじゃないかのぅ。ただでさえ悪戯できるチャンスが少なくなっているんじゃから、それを逃す奴らではあるまいて。よってこの説もワシは反対する。
ワシが応援したいのは「ハロウィンで全部出し尽くした」説じゃな。秋のはじめからテンション上がって、カボチャお化けになっておる奴らじゃぞ。ハロウィンが終わってしまうと、もう落差がすごいんじゃなかろうか。楽しいシーズンが終わってしまったし、やりたい事も大体やったのでなんかやる気がしないという状態になっておるんじゃろ。
よし、ここは一つワシがいいところを見せてやろうかの。ヒマリに頼んでな、妖精っぽい衣装とか羽飾りを用意してもらったんじゃ。早速着替えてみるとしようか。フォームチェンジ！
ふっふっふ、どうじゃ！薄緑色の軽やかなドレスに青い妖精の羽飾り。可愛いじゃろう。ほれ、妖精たちよ。しかと見るがよいわ、美しいじゃろ、これが全知全能のミリシラ様じゃぞ～？秋の頃はワシをコケにして固い木の実を投げてきよったが、この姿を見てはもうそのような事はできまい。見惚れて崇め奉るがよいわ。
・・・おお、聞こえてくるのぅ、妖精の笑い声が。これはあれじゃな、好意や感嘆、喜びの感情・・・ではないのぅ、『嘲笑』じゃなぁ・・・！せっかくこのワシが歩み寄ろうとしてやっておるのに、態度が悪いのでは仕方がないわい。・・・フォームチェンジ！
うおりゃぁぁぁぁぁーーーーー！！！焼き尽くしてくれるわ無礼者どもがーーーーー！！！攻撃呪文を吸収できるからって調子に乗るんじゃないわい、魔法で生み出した燃料に点火したものを噴射すれば吸収できんじゃろ！これが科学的な発想って奴じゃーーーーー！！！
ほい、地球人たちよ、今日はこの辺りにしておこうかの。年末を前にして森の“大掃除”も済んだしのぅ。春になる頃には次の妖精たちがまたやってくるじゃろ。
見てくれてありがとうなのじゃ、おつカブール～！！
あー気持ち良かった、やっぱり気に入らん奴らは力と頭脳でねじ伏せるに限るわい。
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(masterpiece, best quality:1.3), illustration, (extream detailed), one girl, angel Descending
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鬼！悪魔！！ミリシラ様！！！ そういえばこたつの電源切ったはずなのに帰ったらついてた これも妖精の仕業
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ミリシラ「ワシは鬼や悪魔と並べられるほどの行いはしておらんぞ！正しく報いを与えただけじゃい。切ったはずの動力が帰ったら切れてなかったというのは、妖精の可能性もあるのぅ。人の家に現れる妖精は、働き者には手を貸すが怠け者には悪戯をするという。こたつでくつろぐ姿が怠けているように見えたんじゃないかのぅ」
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パチーン！ この辺も虫が多いですわね？
あの画像もうスタンプ化されてる！ そして相変わらず虫扱いw
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1番手っ取り早く合理的な解決策ですね！ おつカブールー！٩(◍ ᐛ ◍)و
この森に来る度に妖精とモメてますねミリシラ様は・・・
まさに脳筋の発想です
こんなでも「全知全能の大賢者」名乗ってるんですよねミリシラ様w