【首を傾げる】撮影会のお誘い
2025-07-01 00:00:00
zukiAnimeILL v5.0
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対象年齢：全年齢
デイリー入賞： 51 位
参加お題：首を傾げる
コマメちゃんと別れた後、私は首尾よく屋敷の中で花梨さんを見つけました。
「花梨さん、少しいいですか」
「はい？」
こちらに向き直った花梨さんは首を傾げてこちらの言葉を待っています。私は少し緊張しながら用件を切り出しました。
「例の撮影会の件ですが」
「！は、はい」
花梨さんが身を固くしたのが分かりました。そうだよな、誘う方も誘われる方も緊張するよこんなの。デート以上エッチ以下みたいな位置づけの話だし。
「頂いた予定を見るに、明日の夜は空いてますよね？そこでどうでしょうか」
「は、はい・・・大丈夫、です。水着もちゃんと用意したので」
良かった、これ断られたりしたらもう一回誘うのも中々ハードルが高かったからな。
「では、このイタリア料理のお店を予約しておきますので、そこで夕食を摂りながら飲みましょう」
「あっ、はい。ここ、ドレスコードはありますかね？」
「いや、そこまで格式高いところじゃないので。ここで飲んだ後、近くのラブホテルに行くという流れでよろしいですか？」
「ラッ、ラブホテルですか！？」
ああー、びっくりしてる。でもラブホテルが一番都合がいいんだよな。
「いやだって、金剛院邸や私の家だとほぼ100％周りの目が気になりますよ？撮影会してるところをコマメちゃんや晶さんに覗かれたいですか？」
「あ～、そ、それはダメですねぇ・・・分かりました、ラブホテルで大丈夫です」
流石花梨さん、理由をちゃんと説明すればすぐ理解してくれます。私はその場でお店に電話予約をして、花梨さんと翌日現地集合する約束を取り付けて金剛院邸を後にしました。
約束の当日、お店の前に行くと既に花梨さんが待っていました。頬を赤らめ俯くその姿は何だか普段の頼りになる様子と違って可愛らしいものです。花梨さんと一緒にお店に入り、予約席に案内されます。食事量は軽め、お酒は多めに指定しているのですが、私もあまりイタリア料理は詳しくないのでどんなものが出てくるかよく分からないのです。
「花梨さんはイタリア料理にも詳しそうですね」
「えっ！え、ええまあ！」
・・・ガチガチに緊張してる。表面上は平然としてそうだけど、これ平静を装ってるだけで話しかけただけで簡単にボロがでるなぁ。まあ、男性経験もないそうだし無理もないか。何かして緊張をほぐせればいいんだけどな・・・。
そう思いながら前菜と共に提供されたワインを飲んでいると、ウェイターがやってきました。・・・って、あれ！？瑞葵ちゃんだ！
「凪さん、桜一文字さん。いらっしゃいませ」
「な、なんで瑞葵さんがここのウェイターを！？早渚さん、それでこのお店に？」
「いやいや、私も知らなかったですよ」
「ふふ、今日はここでアルバイトなんですよ」
瑞葵ちゃんはフリーターなので、ちょいちょい色んな所で働いています。見た目が良いからホール接客を任されたのかな。瑞葵ちゃんはお肉と葉物野菜を挟んだパンのようなものを提供してくれました。
「お待たせしました、ストゥッツィーノ（おつまみ）です。『チー牛のフォカヌポウ アングラソース仕立て～大草原を添えて～』になります」
やばい、メニュー名を聞いても全然どんな料理か分からない。チー牛って事は牛肉？それをソースで味付けしてパンに野菜と一緒に挟んだものっぽい。一応花梨さんに聞いてみるか。
「あの花梨さん、フォカヌポウってどんな料理なんでしょうか？」
「・・・」
花梨さんは俯いて口元を押さえて答えてくれません。もしかしてワインが口に合わなかったのかな、とか思いましたがよく見ると違う。これ・・・笑いをこらえてる？
「花梨さん、フォカヌポウ・・・」
「～～～！！！」
音を立てないように静かにテーブルを叩いてくる花梨さん。どうやら何かがツボに入ったようだけど・・・。
「ああ、すみません間違えました。これは『ローストビーフとレタスのフォカッチャ』ですね」
瑞葵ちゃんがメニュー名を言い直した。もしかして、花梨さんが緊張してるのを見抜いてわざとヘンテコなメニュー名を言って花梨さんを笑わせようとしたのかな。私が親指を立てると瑞葵ちゃんもウィンクして返してくれます。ナイスアシストです。いや浮気めいたイベントのアシストをする彼女ってどうなんだとも思うけど。
しばらくすると花梨さんも復活し、その後は楽しく話しながら食事とお酒が進みました。コマメちゃんや晶さんの話題、私の過去の仕事の内容などなど色々話す内に、食事の時間も終わりになります。
「・・・そろそろ、行きましょうか」
「は、はい」
それなりに強めのワインを沢山飲んでいるのですが、私は撮影のために事前にドリンク剤やらで対策しているのでまだちゃんと歩けます。対して花梨さんは少し足元が力ない感じです。まあこれなら、酒の勢いで多少恥ずかしいイベントでも乗り切れるでしょう。
私は会計を済ませ、酔いが回って少し無防備な雰囲気になっている花梨さんの肩を抱いてラブホテルへと歩を進めました。
※撮影会の様子は別投稿になります。（R-18注意・7/1 00：01公開予定）
【R-18】ラブホテルで撮影会
https://www.aipictors.com/r/posts/614931
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(masterpiece, best quality:1.3), illustration, (extream detailed), one girl, angel Descending
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えっ、写真撮るの？
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凪「コマメちゃんが私の裸を見て、花梨さんがそのログを何度も見返してた件がありましてね。それをコマメちゃんが仲裁し、花梨さんのセクシー写真を私が撮影するという事になったんです」 コマメ「コマメとしては花梨先輩のヌードを撮影するのを想定していたのですが、パパが瑞葵さんを彼女にしてしまったのでヌード撮影から水着撮影に変更になりました」 花梨「改めて聞くとひどい流れですね、この一連の出来事」
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１枚目の破壊力！
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この1枚目のきょとんフェイスは良い感じに出ました！