驚く - 探検レポーターYUMEの体験記
2025-07-09 03:22:44
対象年齢：全年齢
デイリー入賞： 9 位
ウィークリー入賞： 71 位
参加お題：驚く
YUME「皆様こんにちは～！ アイピク島レポーターのYUMEで～す！」
──夏の湿気を含んだジャングルの奥、サファリハットを押さえながら小道を進む。
前情報によれば、この先に謎のテントが設営されているらしい。しかも、先住民の痕跡ありとの噂。
YUME「えっ……テント？ 本当にあったんですね……中に……誰かがいるの？」
YUMEは震える手でテントのフラップをめくった。
中には──月明かりに照らされた、銀髪の少女。
背中を向けて座り、何かを無心に食べている。
テントの床には赤い液体がぽたぽたと落ちていた。
YUME「っ……!?」
背筋が凍る。
銀髪の少女──プーにゃんが、ゆっくりとこちらを振り返った。
熊耳がぴくりと動き、口の周りには真っ赤な……液体。
獣のように光る目で、無言のままYUMEを見つめる。
YUME「ひっ……！？」
思わず後ずさるYUME。
──どんっ。
背後に何か、いや“誰か”がいる感触。
ゆっくりと振り返ると、そこには──
夜の星空を背にした、長身の金髪ポニーテールの少女が立っていた。
黒の詰襟軍服にミニスカート。表情は……にこやかすぎるほどの笑顔。
右手には、赤い液体に濡れた銃剣。
YUME「（これは……“終わった”かも……）」
──だがその時、
プーにゃん「スイカ、食べるクマ？」
と、ふわりと声がかかった。
皿の上には三角形に切られた赤い果物が、たくさん。
ブロント少尉「あっ、うちの鍛造銃剣、スイカ切るのに最適なんだよね」
と満面の笑顔で説明する。
YUME「……え、えええぇぇぇぇぇっ！？！？💦」
恐怖と安堵と困惑が混じった悲鳴が、夜のキャンプに響いた。
──
結論：
「スイカでよかった」
という言葉が、これほど身にしみたことはない。
ログインするとプロンプトなどがチェックできます
※ 作品によっては掲載されていないことがあります
関連リンク
コメント
投稿
よかった～
ダウンロード
驚き桃の木山椒の木！
ダウンロード
スイカでよかったニャ！
ダウンロード
🍉🧸💕
2枚目は少尉のガンギマリの表情とナイフについた赤い液体のリアルさと下半身無いように見えるコマ割りが合わさって実際怖いw
ダウンロード
ほぼ丸投げで、どなたか続きを描いてくれないものかと期待していたのですが、期待以上のものでした ありがとうございます m(_ _)m
夜後ろに赤い液体に濡れた銃剣なんて持って後ろに立ってたら怖すぎますねｗ
ダウンロード
ダウンロード
ダウンロード
2枚目は一瞬焦るにゃw
ダウンロード
ダウンロード
ダウンロード
ダウンロード
ダウンロード
ダウンロード
ダウンロード
3枚目一瞬レポーター下半身ない？と思ったら別コマだったんですね。スイカ食べたい
ダウンロード
座布団３枚！
ダウンロード
これは見事なオチなのじゃ～♪
ダウンロード