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ブロント探偵と、破れた靴下事件

2025-07-15 10:37:42

NovelAI

2025-07-15 10:37:42

NovelAI

43

対象年齢:全年齢

デイリー入賞: 16 位

ウィークリー入賞: 77 位

参加お題:ソックス
「むむむ……この靴下……ただの靴下ではないな……!」 朝霧が立ちこめるアイピク島・キャンプ跡地にて。ブロント少尉は金髪のポニーテールを揺らしながら、焼け焦げたクマ柄の靴下の切れ端をつまみ上げていた。黒い詰襟の軍服に探偵帽、ルーペをかざす姿が今日の彼女の“名探偵モード”である。 「見ろ、みんな……このワンポイントのクマ……!!まさしく婦女子用靴下にして、巨大熊の怒りを買った証拠だ!」 「いや、なんで……?」 チェルキーが小声で呟いた。緑髪ポニーテールをきゅっと縛り直しながら、グレイブ(大薙刀)を杖のように持ってため息をつく。 「つまりだな。熊はこの靴下の“クマちゃんマーク”を、縄張りを侵す別の熊と誤認し……怒り狂って、食料テントを荒らしたに違いない!!これは、心理戦なのだ!」 「違うクマ……」 その場にいた者たちは一瞬凍りついた。やがて、銀髪の少女――プーにゃんが、じりじりと後ずさりながら、ぽつりと呟いた。 「それ……たぶん……クマ……クマのクマ……」 「ん? どういうことだ?」 「夜中に……お腹空いて……クマ、木に登ったの……。ヤシの実食べたかったから……。でも靴下脱ぐの忘れて……途中で脚、クマになっちゃって……」 「…………」 視線が一斉にプーにゃんの脚に注がれる。今はスニーカー姿だが、片方の足にはかすかにクマ毛の名残。そして、その手には破れた靴下の片割れがしれっと握られていた。 「……それ犯人やん!!」チェルキーが豪快にツッコむ。 ブロント少尉は震える手でルーペを下ろすと、仰け反るように叫んだ。 「な、なにぃっ!? このクマちゃんはまさか……自分自身だったというのか!? ふ、深い……深すぎる自己投影……!」 「いや、ただのうっかりですクマ」 プーにゃんが、しょんぼりと首を垂れた。 ブロント探偵、まさかの迷推理。 こうして、謎の「巨大熊事件」は、犯人(?)の自白によってあっけなく幕を下ろしたのだった。 🧦あとがき(YUMEのレポートより) 「ソックス事件は、島の平和を揺るがすほどの重大事件でしたが、最終的にはプーにゃんさんの“夜食クマ変化”によるものでした。少尉の探偵モードは全力でしたが、方向性は見事に迷走したようです。次回は“手袋”事件で再登場予定です」

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コメント

投稿
ガボドゲ

2025-07-16 21:17:09
返信
なおたそ

2025-07-16 01:56:47
返信
早渚 凪

2025-07-16 00:18:24
返信
CherryBlossom

2025-07-15 23:22:20
返信
thi

2025-07-15 23:01:51
返信
takeshi

クマ化

2025-07-15 22:42:46
返信
五月雨

お腹すきましたわ🤤

2025-07-15 22:18:47
返信
白雀(White sparrow)

2025-07-15 21:24:45
返信
みやび

2025-07-15 20:32:55
返信
クマ×娘 D.W

一件落着くま🧸✨

2025-07-15 18:22:16
返信
Anera

臭いが凄そう・・・

2025-07-15 17:56:03
返信
もみ

2025-07-15 17:50:39
返信
翡翠よろず

2025-07-15 14:45:36
返信
ucchie2772

2025-07-15 13:59:53
返信
成年自由党

2025-07-15 12:50:47
返信
へねっと

2025-07-15 12:38:03
返信
Ken@Novel_ai

2025-07-15 12:29:51
返信
えどちん

これは迷探偵

2025-07-15 11:00:43
返信
gepaltz13

2025-07-15 10:48:15
返信

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