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マッドマックス インターセプター Mad Max Interceptor

2025-08-27 16:18:09

NovelAI

2025-08-27 16:18:09

NovelAI

4

対象年齢:全年齢

以前別サイトでも書いたが、マッドマックスの顔ともいうべきインターセプターだが、作中での扱いは何故かぞんざいだ。それゆえ以前は、てっきり海外ではメル・ギブソン演じる「ロード・ウォリアー」マクシミリアン・ロカタンスキーその人のキャラ人気はあっても、インターセプターは見向きもされていないのかと思っていた。ネット時代になって調べてみると、もちろんそんなことはまったく無く、世界中でインターセプターは大人気だった。1作目以降、頑なにインターセプターを活躍させないのは、なにか監督ジョージ・ミラーの「お前らは勘違いしているが、マッドマックスはそういう映画ではない」という意思表示のようでちょっと悲しくなる。  子供の頃は、マッドマックス2やサンダードームでインターセプターがどうやったら活躍できたかいろいろと思案したものだ。  2の場合は、インターセプターをパパガッロたちに抑えられ、仕方なくマックスは敵から鹵獲した車(クライマックスでパパガッロが乗ってた車)で製油所を出る。そこで本編同様暴走族に襲われ、マックスは車に火を放ち爆破。大怪我を負ってジャイロキャプテンに助けれられ再び製油所へ。そこには弱点の破損した前部が補強改修されたインターセプターが。タンクローリーはパパガッロが運転し、マックスは自分の意志で再びインターセプターに乗り、空のジャイロキャプテンとともにその守りにつく。タンクローリーを襲う暴走族を、ゲームのロードブラスターやチェイスHQのように補強された前部の体当たりで次々仕留める新生インターセプター。本編同様最後はタンクローリーは横転し、パパガッロはフェラルキッドを守るように抱いて死亡。そしてエンディングの回想で、インターセプターの横に立つマックスの姿で映画は幕をおろす…これでは、主役のマックスが「走る要塞」16輪トレーラーに乗らないのでストーリーが弱いか。  サンダードームでは、ラクダに引っ張らせてたあの車をインターセプターの残骸と設定し、バータータウンで敵に奪われる。そこでマックスも知らないうちに大改修され、新生インターセプターとなる。クライマックスで敵の車として登場したインターセプターを、本編同様マックスが奪って、子供たちを乗せた飛行機を守る最終決戦に臨む…怒りのデスロードのインターセプターの運命がこれとちょっと似ていて、なんだか子供の時分の妄想が認められたような気分で嬉しかった。サンダードームが公開された1985年は北斗の拳が社会現象のような大プームの最中。1作目は頻繁にテレビ放送されていたし、2も前年にはテレビ放送されている。大人の社会はわからないが、少なくとも当時の子供にマッドマックスは「カーアクション版北斗の拳」といった感じで、広く認識されていた(本当は北斗の拳のほうが拳法版マッドマックスなのだが…)。それゆえサンダードームは世界最速で日本で上映され、大ヒットが期待されていた…が、正直見た印象は「コレジャナイ」だった。元々「蠅の王」の映画化だったものが商業上の理由から無理やりマッドマックスとになった、との噂も聞く。地方のみかも知れないが、ポリスアカデミー2と二本立てだったのもちょっと印象が悪かった。前2作と比べると見劣りするだけで、実際はそれほど悪い映画ではない。少なくとも物語骨子は評判のよい怒りのデスロードに近いと思う。やはり、例え前作と矛盾していても、せめてインターセプターさえ出ていれば…幼稚な考えかもしれないが、少なくとも子供だった私はサンダードームを見た後でそう感じた。この頃にはナイトライダー(1に出てきた奴じゃくTV番組のほう)も放送されていたし、BTTFのデロリアンや西部警察もあった。インターセプターを出せば商売としても美味しいはずだったろうに…日本公開が本当に絶妙なタイミングだっただけに、サンダードームは返すがえすも残念な映画だった。  怒りのデスロードの予告を見たときは「遂にインターセプター復活!」と心躍った。だが実際は、インターセプターは開始早々敵に鹵獲され、悪趣味な改造を施されて、最後までマックスの手中には戻らぬまま物語は終わる。なんだかジョージ・ミラー御大の「お前らがインターセプター、インターセプターってしつこいから出してやったぞ。これで文句無いだろ」って声が聞こえてきそうな扱いだった。  フュリオサではインターセプターは遠目で一瞬だけ登場。もっとも、あそこでマックスだけだと「なんだこのおっさん」ってなると思うので、単に彼と認識させるために記号としてインターセプターとセットになっただけだろう。まあそれだけ、マックスとインターセプターは切っても切れない関係とも言えるが。  本当のことを言えば、80年代にメル・ギブソン主演で、全編インターセプターが活躍するマッドマックスが見てみたかった。いや、今でも見てみたいのは変わらない。ただ、ジョージ・ミラー監督、御年80歳、メル・ギブソンですら知らぬ間に69歳にもなっていた。両人ともあと何本かは映画は撮れるだろうが、2人が組んでマッドマックスってのは残念ながらもう無理だろう。せめてトム・ハーディーのマックスの続きを、と願っても最新作のフュリオサがコケたのでこれすらも難しそうだ。新作を見られるのは、デスロードのときのようにまた何十年後となるのかも知れない。せいぜい長生きして、今度こそインターセプターを駆るマックスの活躍を待つこととしようか。

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ハード口マン高畑紫乃
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