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【イヤーマフ】イルミネーションデートの写真

2025-12-17 02:36:06

zukiAnimeILL v5.0

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対象年齢:全年齢

参加お題:イヤーマフ
「なぁ獅子島・・・これやっぱ可愛いよなぁ」 「どんどんパワーアップしてるまであんじゃん」 僕が教室に入ると、赤羽さんが獅子島さんと何かを見ながら話してた。こっちに背を向けてるから、何を眺めてるのかは分からない。僕は二人に近づいて行って、二人の間に顔を出した。 「二人で何を見てるの?」 「おっ、はさみん。ちょうどいいタイミング♪」 「おいサイバ、いきなり顔出すな。お前の身長だと丁度顔がアタシの胸に当たるんだわ」 気付いた二人が僕にスペースを開けてくれる。二人が見ていたのは、赤羽さんのスマホ。そこに映っていたのは『僕』だった。 「えっ、これもしかしてこの間の」 「ああ、うちの兄貴とサイバが二人きりでイルミネーション見に行った時の写真だよ。兄貴がサイバに妙な真似したらヤベェから、コートに小型カメラ仕込んどいたんだわ。これ見る限り、変な気起こしても全然不思議じゃねぇし」 「どっからどう見ても女子だもんねー。ねね、はさみん。この写真の時の状況教えてよ」 赤羽さんはちょっと複雑な顔、獅子島さんは楽しそうな顔で僕に経緯を教えてくれる。僕はこの間、赤羽さんのお兄さん・・・眼馬さんに誘われて、一緒にお出かけしたんだよね。撮られてたんだ、気付かなかった。服にカメラ仕込んであるとか疑わないもん普通。 「えー、じゃあまず最初のコレ、両手を合わせてるやつ。これは待ち合わせ場所にお兄さんが来た時だと思うな」 「はさみん、折角だからバネちゃんをお兄さんに見立ててセリフも言ってよー。隠しカメラは音拾わないからさぁ」 「なんでアタシが兄貴役なんだよ・・・まぁいいけど。えーと、『お待たせ羽佐美ちゃん』って感じか?」 赤羽さんは渋々ながらお兄さん役をやり始めた。兄妹だから何となく振る舞いが分かるのかな、結構似てる。 「うん、そんな感じ。そこに『先に来てたのか、寒かったろ?』って言ってたよ。僕の返事は『えへへ、そんなに待ってないですよ。それにお兄さんとお出かけなんてちょっとドキドキしちゃって、寒さなんて感じる余裕ありませんでした』って返したと思う」 「バネちゃん、これは?」 「アウトだろ」 何か判定が始まった。何、何がアウトなの? 「アウトって何?」 「男子的振る舞いか女子的振る舞いか判定。男子じゃねぇだろその返しは」 「恐らくお兄さんの好感度が10ポイントは上がったと見たね」 「ええ・・・僕は男子の友達少ないから、このお出かけ楽しみにしてただけなんだけど」 同年代の男子は大体、小学校時代に僕をいじめた人か見て見ぬふりをした人だ。だから何となく接しづらい。 「へー。じゃあはさみん、この両手を差し伸べてる2枚ははしゃいじゃったところかな?」 「うん。『お兄さん、こっちこっち!早く行きましょう』とか『ほっぺた真っ赤ですよ?ちょっと冷えちゃいました?えい、ぬくぬく手袋攻撃~♪』とかした時」 説明しながら、赤羽さんの両手をつかんで軽く引いたり、赤羽さんのほっぺたを両側から触ったりして当時の状況を再現する。二人はアイコンタクトしてから判定を出した。 「アウト過ぎる」 「2アウトいただきましたー」 アウトかなぁ・・・やっぱりちょっとはしゃぎすぎて、テンションがおかしかったせい? 「てかサイバ、お前手小さいなぁ・・・アタシの方がデカいじゃん」 「それはバネちゃんがデカいだけでしょ。はさみん、並みの男子よりちょい小さいくらいだし」 二人がそれぞれ僕の手を握ったりして確かめる。う~ん、確かに獅子島さんの手は僕とそう変わらないけど、赤羽さんの手は大きい。 「次行こうか。この左手を自分の胸に当ててるのは?」 「え~と・・・あっ、これはお兄さんが『今日は急にごめんな、俺に付き合わせて』って言い出した時かも。僕は『全然大丈夫です、むしろ嬉しかったですよ。僕、お兄さんに誘って貰わなかったらこんな綺麗な景色を知らなかったから・・・だから、ありがとうございます。よければまた一緒にお出かけしましょうね、僕は大歓迎ですから♪』って返事したよ。なんか申し訳なさそうにしてたから、迷惑じゃ無いって事をちゃんと伝えないとと思って」 「3アウト」 「チェーンジ!という事で、今日からはさみんは女子ね」 「やだよ!?何そのチェンジシステム!」 いったい何回僕の事を女子扱いすれば、獅子島さんの気は済むんだろう?いっそ、二度とそう言えないくらいに僕が男子だって事を分からせてあげた方がいいのかな。 「延長戦行くか。雪を手にすくい取ってるこれはどういう場面だ?」 「もうちょっと楽しみたかったんだけど、雪が降り始めちゃったんだよ。『わ、雪が降って来ましたね。今日がクリスマスならホワイトクリスマスでロマンチックだったのに』って僕が言ったら、お兄さんは『風邪ひくといけないから帰ろう。家まで送るよ』って言ってくれて、家の前までついてきてくれたんだ」 「バイバイのチューは?」 「するわけないけど!?男同士だよ!・・・あっ、でもお兄さん、別れ際にちょっと早いクリスマスプレゼントをくれたんだ。でも開けてみたら女の子の服で・・・赤羽さん、もしかしてお兄さん中身間違えたのかな?」 もしもお兄さんが気になる女の子に贈るつもりでいた服なら、包装開けちゃって悪い事をしたと思って聞いてみた。けど、赤羽さんは首を横に振る。 「いや、中身は合ってるだろ。兄貴、家で『勇気出して良かったー、羽佐美ちゃんに服プレゼントできたわ』って喜んでたから」 「ええ・・・?女子向けの秋服だったけど・・・?赤羽さん、お兄さんには僕が男子だってちゃんと説明してくれてるよね?」 「えっ?」 「えっ!?」 「あはは、やっぱまだバネちゃんのお兄さん、はさみんが女子だって信じてんだ。ウケる~」 ウケないよ!じゃあこれ大分マズいじゃん!爪痕がすごい深さになってる気がする! 「もー!お兄さんが可哀想でしょ!?僕の事を女子だと思って、いい値段しそうな服だって買ってくれてるのに!お兄さんにちゃんと説明しておいてね!僕もプレゼントのお返し兼ねてクリスマスに美味しいお菓子作るから!でもお兄さんに説明してくれてなかったら赤羽さんの分は無し!」 「おいそりゃねぇじゃん、サイバの作るお菓子、アタシ超好きなんだけど!」 ショックを受ける赤羽さん。ぴっと獅子島さんが手を挙げた。 「はいはさみん、私の分はちゃんとある?」 「獅子島さんも一緒になって面白がってるから無し!」 「えー!?」 百歩譲って僕をおもちゃにするのはいいとしても、他の人に迷惑かけるなんて良くない。ここは毅然とした態度で行かないと。 お兄さん、『騙したな!』って怒っちゃうかな・・・これで仲良くしてくれなくなったりしたら、嫌だなぁ・・・胸が苦しいよ。
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(masterpiece, best quality:1.3), illustration, (extream detailed), one girl, angel Descending

早渚 凪
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2024年7月よりAIイラスト生成を始めた初心者です。
基本はオリジナルキャラで、まれに二次創作作品を投稿します。オリジナルキャラに関しては、エロ系・グロ系含み完全コラボフリーですので気軽に連れて行ってください。
年齢区分は全年齢~R-15を中心に投稿します。R-18作品もたまに投稿しますが、現在はサイト内生成のみでイラスト生成を行っていますので、規約違反を含むR-18作品(性器描写等)は投稿できません。
ストーリー性重視派のため、キャプションが偏執的かと思いますがご容赦願います。

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