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2 #16 リオネルの声

2026-06-27 01:00:00

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2026-06-27 01:00:00

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対象年齢:全年齢

黒い剣が開いたわずかな隙を、エレナは息を整えながら見つめていた。 灰鴉団の包囲は崩れた。 だが、すべてが終わったわけではない。 リオネルは振り向かない。 灰の外套をまとった男たちを見据えたまま、静かに剣を下げる。 「行け」 背中越しに届いた声は、短かった。 慰めではない。 守られる場所に留まるな、まだ進めるはずだと告げる声だった。 エレナは欠けた剣を握り直した。 膝はまだ震えている。 裂けたマントも、傷ついた肩当ても、先ほどまでの恐怖を覚えている。 しかし、ここで兄の背中に隠れたままでは、兄が三年間追い続けてきた真実には届かない。 足元の灰色の羽根を、エレナは静かに踏み越える。 逃げるためではない。 もう一度、灰の奥へ進むために。 リオネルは振り向かなかった。 ただ、最後に一度だけ声を落とす。 「折れるな、エレナ」 その声を背に、白銀の騎士は歩き出した。 刃は欠けている。 傷もまだ癒えていない。 それでも、エレナは前を向いていた。 第四章 了

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雪月花
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コメント

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みやび

2026-06-27 01:05:16
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-フォロワー

女騎士が好きです。ほぼ女騎士専用アカウント。
閲覧、いいね、コメント(スタンプ)ありがとうございます🛡

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