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12F 香りの階段

2026-07-10 09:59:36

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2026-07-10 09:59:36

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11

対象年齢:全年齢

白樹の塔の十二階へ続く階段には、下の階よりも濃い薬草の香りが静かに満ちていた。 セリカは古い診療室で見つけた手入れメモを思い出し、布を口元に当てて、急がず一段ずつ様子を確かめながら登っていく。 目に見えない空気の重さはわずかなものだったけれど、気づかずに進めば、息や感覚を少しずつ乱されてしまうのかもしれない。 足元ではリーフも立ち止まり、漂う匂いを確かめるように鼻先を上げていた。 この塔は、ただ上を目指して進む場所ではなく、香りや湿りまで診ながら登る場所なのだと、セリカはあらためて感じていた。

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雪月花
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コメント

投稿
みやび

2026-07-10 12:14:18
返信

133投稿

-フォロワー

ほぼ騎士アカウントです。
オリジナルの騎士たちを、物語の断片のように投稿しています。

特定作家さんの画風再現・作家名指定・個人LoRA等は使用しておりません。

閲覧、いいね、コメント(スタンプ)ありがとうございます🛡

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