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25F後編 塔を降りる

2026-07-10 10:22:41

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2026-07-10 10:22:41

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24

対象年齢:全年齢

白樹の実を受け取ったあとも、セリカは塔の流れを整えてから帰路についた。 眠り花の香りが残る階を過ぎるまでは、リーフを腕に抱いて降りてきた。 空気が軽くなるころ、小さな相棒はいつものように床へ降り、また彼女のそばを歩き出す。 持ち帰った実は、奇跡として語られることなく、薬草の谷で必要な手当てのために使われた。 水と風と根の巡りが戻れば、下層の薬草も少しずつ力を取り戻していくだろう。 最上階へ辿り着いた者がいなかったのではない。 ただ、実を持ち帰るだけでは、この塔を登り終えたことにはならなかった。 そしてリーフは最後まで、白樹に選ばれた獣ではなく、少し鼻がよくセリカの後をついてきた普通の猫だった。 必要な分だけを受け取り、残すべきものを塔に残して―― 巡療騎士と一匹の縞猫は、白い光の差す出口へ静かに戻っていった。 巡療騎士セリカと白樹の塔 終

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雪月花
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コメント

投稿
もみ

2026-07-10 22:25:26
返信
雪月花

しばらく多忙になるため、完結済みの作品をまとめて投稿しました。連投となってしまい、失礼いたしました。

2026-07-10 14:33:15
返信
Gempalt

ひとつの塔の内部の世界の作り込み、構想力に感服いたしました。

2026-07-10 13:17:41
返信
雪月花

そう言っていただけて嬉しいです。前作が70回を超えてしまったので、今回は限られた話数で完結させることを意識しました。 最後まで見てくださり、本当にありがとうございます。

2026-07-10 14:32:36
返信
みやび

2026-07-10 12:07:56
返信
雪月花

一つひとつにスタンプをくださり、ありがとうございました。

2026-07-10 14:31:45
返信

136投稿

-フォロワー

ほぼ騎士アカウントです。
オリジナルの騎士たちを、物語の断片のように投稿しています。

特定作家さんの画風再現・作家名指定・個人LoRA等は使用しておりません。

閲覧、いいね、コメント(スタンプ)ありがとうございます🛡

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