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苦肉の策

2026-09-29 02:16:37

NovelAI

2026-09-29 02:16:37

NovelAI

43

対象年齢:全年齢

デイリー入賞: 22 位

参加お題:苦肉
木箱に腰掛けたノエルが、ぽつりと呟いた。 「おれ、やっぱりハンバーガーが好きだったな。……もう食えないだろうけど」 「肉なんて、缶詰でも貴重だからな」 サカキ伍長が肩をすくめる。 グレン兵長は、腕を組んで鼻を鳴らした。 「肉がねえなら、肉の味がするもんを食えばいい。……いや、やっぱり肉がいいな」 「そりゃそうだろ」 笑い声が起きる。 通りかかったアーゼリンは、何も言わずにその場を離れた。 翌朝。 「デリシア。これ、使えないか?」 アーゼリンが差し出したのは、少量の保存肉と、融通してきた食料だった。 デリシアは中身を確かめる。 「うーん……肉が足りないね!」 「やっぱり難しいか」 「誰が無理だって言ったの?」 デリシアはにっと笑った。 軍用パンを砕き、粉を混ぜる。刻んだ茸と玉ねぎ、豆。そこへ少しの保存肉を加えて、よく練り込む。 「肉を増やすんじゃないよ。みんなの分のハンバーガーを作るんだ!」 「……それで足りるのか?」 「足りるようにするのが、あたしの仕事!」 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー サカキが追加の食材を運び、グレンが調理台を持ち上げる。ノエルは食器を拭きながら、落ち着かない様子。 夕暮れ。 テントの中に、焼けた香りが広がった。 「ほら、お待ちどう!」 デリシアが皿を差し出す。 「おおっ、ハンバーガーだ!」 グレンが声を上げる。 ノエルは目を輝かせ、サカキも思わず笑った。 デリシアは胸を張る。 「肉はちょっとだけ。でも、ちゃんとハンバーガーだよ!」 「曹長、最高です!」 「ふふん。でしょ?」 アーゼリンとデリシアは、ちらりと目を合わせた。 言葉はいらない。 足りないものを、足りないままにしない。 それが、戦場の料理人の仕事だった。

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さかいきしお
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コメント

投稿
Ken@Novel_ai

2026-10-01 07:25:18
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白雀(White sparrow)

2026-09-30 12:51:34
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早渚 凪

2026-09-29 23:52:54
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元変人海賊のチェリー提督

2026-09-29 23:30:54
返信
thi

2026-09-29 23:30:25
返信
tare_koala

見事なストーリー

2026-09-29 23:17:56
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ippei

2026-09-29 22:52:14
返信
guest

2026-09-29 20:21:28
返信
にししん

2026-09-29 20:07:48
返信
翡翠よろず

2026-09-29 18:03:14
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kacky333

2026-09-29 12:02:33
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もぐっち

2026-09-29 07:57:06
返信
そごるん@BOOSちゃん

2026-09-29 07:32:29
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もみ

2026-09-29 06:50:11
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Anera

2026-09-29 06:37:59
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しるばん

2026-09-29 05:25:46
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えどちん

2026-09-29 05:12:41
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Rin

2026-09-29 03:56:59
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Raven.B

2026-09-29 03:52:20
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みやび

2026-09-29 02:26:17
返信

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