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戦場の誕生日

2026-06-19 23:10:47

NovelAI

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2026-06-19 23:10:47

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45

対象年齢:全年齢

デイリー入賞: 35 位

参加お題:生誕祭
「デル曹長、誕生日おめでとう!」 弾薬箱を並べた即席の机。 その中央には、不格好ながらも立派なケーキが置かれていた。 「おおー!」 緑髪の炊事兵――デリシア曹長は目を輝かせる。 「すごい!ちゃんとケーキだ!」 「ちゃんととは何だ」 腕を組んだアーゼリン中尉がむっとする。 すると部下たちが一斉に吹き出した。 「正直、完成するとは思いませんでした」 「俺もだな」 「ガハハハ!」 「貴様ら……」 アーゼリンは額を押さえた。 数日前から材料を集め、慣れない菓子作りに挑戦した成果である。 確かに見た目は少々怪しい。 だが、ちゃんと食べられる。 たぶん。 「でも、本当にうれしいよ」 デリシアはケーキを見つめながら微笑んだ。 「こんな戦場で誕生日を祝ってもらえるなんて思わなかった」 遠くでは砲声が響いている。 壁の向こうには戦場がある。 それでも、この時だけは誰もが笑っていた。 「待て」 アーゼリンが手を上げる。 「写真を撮る」 「またですか」 「記録は大事だ」 「絶対あとで恥ずかしくなりますよ」 「うるさい」 部下たちの笑い声。 デリシアの笑顔。 その瞬間を切り取るように、シャッターが切られた。 長い時が流れた。 魔法学院の執務室。 机の上には、一枚の写真立て。 その前には、一つの手作りケーキ。 写真の中では、若い兵士たちが今も笑っていた。 迷彩服。 ベレー帽。 弾薬箱。 そして中央で笑うデリシア曹長。 アーゼリンはケーキを見下ろす。 昔よりは、ずっとまともな出来栄えだった。 少なくとも爆発物には見えない。 「デリシア」 写真へ向かって声をかける。 「私も少しはましなケーキが作れるようになったぞ」 返事はない。 だが―― 『基準が低いよ、アズ』 そんな声が聞こえた気がした。 「うるさい」 思わず笑う。 隣でチェルキーが微笑み、 シルビアが不思議そうに首を傾げた。 午後の陽だまりが写真立てを照らす。 今年もまた、 友人の誕生日がやってきた。

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さかいきしお
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コメント

投稿
Ken@Novel_ai

2026-06-22 07:17:54
返信
えどちん

2026-06-21 19:09:07
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ガボドゲ

2026-06-21 13:10:13
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thi

2026-06-20 17:56:33
返信
もみ

2026-06-20 16:30:23
返信
たぬ仮面

2026-06-20 14:45:35
返信
翡翠よろず

2026-06-20 08:45:17
返信
しるばん

2026-06-20 02:41:34
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みやび

2026-06-20 01:39:37
返信
yoppy

2026-06-20 01:09:02
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よ~みん

2026-06-20 00:53:54
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Anera

2026-06-20 00:21:04
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早渚 凪

2026-06-19 23:50:26
返信
サントリナ

2026-06-19 23:24:33
返信
tare_koala

物語が上手いです。

2026-06-19 23:21:42
返信
さかいきしお

ありがとう

2026-06-20 00:15:45
返信
ai大好き1192

2026-06-19 23:19:15
返信

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