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2 #11 灰鴉団はそこにいた

2026-06-24 02:15:00

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2026-06-24 02:15:00

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22

対象年齢:全年齢

デイリー入賞: 123 位

改竄された記録を追ううちに、エレナは文書保管室の奥で、古い木箱を見つけた。 帳簿や控えの陰に押し込められたその箱には、表に出されることのなかった紙片や荷札がしまい込まれている。 その中の一枚に、エレナの指が止まった。 北方へ送られた荷の控え。 そして、そこに残された灰色の羽根の印。 エレナは机の上に、三つの記録を並べる。 北方修道院で見つけた記録の断片。 宿場町に残された通行帳。 そして今見つけた、灰色の羽根の印入りの控え。 別々の場所で眠っていたはずの記録は、日付と荷の流れを重ねた時、ひとつの線となって繋がった。 三年前の北方任務の現場には、灰鴉団が確かにいた。 だが、それは偶然の襲撃ではない。 部隊の移動と時を同じくして北へ向かい、記録に残らない荷や文書に触れ、その後の痕跡だけが消されている。 灰鴉団は、誰かの命を受けて現場に送り込まれた実行部隊だったのだろう。 けれど、彼らがすべてを決めていたわけではない。 灰色の羽根は、命令そのものではなく、命令を果たした者の印。 その背後には、北方任務を事故に変え、記録を書き換えるだけの力を持つ何者かがいる。 エレナは木箱の中の紙片を見つめた。 兄が追い続けてきたのは、やはりただの盗賊団ではなかった。 灰鴉団は、罪を運ぶための羽根。 本当に追うべき相手は、その羽根を飛ばした側だ。 2 #12 へ https://www.aipictors.com/posts/764934

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雪月花
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コメント

投稿
tare_koala

2026-06-24 13:20:31
返信
雪月花

2026-06-24 17:18:48
返信
みやび

2026-06-24 02:55:01
返信
雪月花

2026-06-24 05:20:50
返信

63投稿

-フォロワー

女騎士が好きです。ほぼ女騎士専用アカウント。
閲覧、いいね、コメント(スタンプ)ありがとうございます🛡

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