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口腔衛生作戦、その後

2026-06-28 04:17:46

NovelAI

2026-06-28 04:17:46

NovelAI

2

対象年齢:全年齢

参加お題:虫歯
帝国自衛陸軍・衛生科啓発ポスター。 『口腔衛生作戦開始!!』 『デンタルフロスで歯間もきれいに。』 『食べたら磨こう!!』 『健康な歯は一生の宝物!!』 ――そんな力強い標語が並ぶ新作ポスターは、衛生科から「ぜひ各部隊で掲示を」と太鼓判を押される出来栄えだった。 「少尉のおかげで、きっとみんな歯磨きしたくなりますね!」 若菜少尉が笑顔で拍手すると、ブロント少尉は胸を張る。 「当然です! 虫歯菌との戦いは、日々の積み重ねが勝敗を分けます!」 そう言って敬礼する姿は、実に頼もしかった。 その夜。 任務を終えたブロント少尉の自室。 完成したポスターは、さっそくベッドの上の壁に飾られていた。 その真下では―― 「……すぅ……ぐぅ……」 当の本人が、パジャマ姿で幸せそうに熟睡中。 サイドテーブルには、開封済みのチョコレート、ドーナツ、クッキー、キャンディ、お菓子の袋がずらり。 「甘いものはほどほどにね!!」 ポスターの標語が、なんとも味わい深い。 壁際には、作戦で使った巨大歯ブラシが立て掛けられ、その隣には歯磨き粉とデンタルフロスもきちんと置かれている。 洗面所のドアは少しだけ開いていた。 歯ブラシは……見えるような、見えないような。 磨いたのか。 それとも、お菓子をもう一つつまんだところで力尽きたのか。 真相を知る者はいない。 翌朝。 起きたブロント少尉は壁のポスターを見上げ、大きくうなずいた。 「よし! 本日も口腔衛生作戦、開始です!」 昨日の夜のことは――本人だけが知っている。あるいは、本人も寝落ちして覚えていないのかもしれない。そんな少しだけ謎を残したまま、帝国自衛陸軍の新しい一日が始まるのだった。

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さかいきしお
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しるばん

2026-06-28 04:19:09
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