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溶け切る前に一周せよ!!

2026-07-03 11:00:05

NovelAI

2026-07-03 11:00:05

NovelAI

15

対象年齢:全年齢

参加お題:ソフトクリーム
南国の藍引島(アイピク島)熱帯訓練区域。 朝礼を終えた隊員たちの前に、ブロント少尉は一本のソフトクリームを掲げた。 「本日の訓練課題を発表する。」 兵士たちは姿勢を正す。 「ソフトクリームが溶け切る前に島を一周せよ。」 一瞬の静寂。 「……え?」 「以上。」 兵士たちは慌てて売店でソフトクリームを受け取り、一斉に走り始めた。 「うわっ! もう溶けてきた!」 「急げ急げ!」 「落とすなーっ!」 「口より手がベタベタだ!」 炎天下の熱帯ジャングルを、泥だらけになって走る隊員たち。 一方その頃―― ブロント少尉は、真面目な顔でソフトクリームを味わっていた。 あと一口。 富士見軍曹が目を丸くする。 「少尉! まだ開始三十秒ですよ!」 少尉は最後の一口を静かに食べ終え、空になったコーンを見せる。 「溶けなければよい。」 「……はい?」 「胃袋に入れておけば、これ以上溶けることはない。」 富士見軍曹は思わず頭を抱えた。 「それは完食です!!」 少尉は首をかしげる。 「命令文に『食べてはならない』とは書いていない。」 「そういう問題じゃありません!」 その頃も隊員たちは、 「溶けるぅぅぅ!」 「もうコーンしかありません!」 「あと一キロなのにー!」 と、最後までソフトクリームと格闘していた。 ――そして訓練終了。 駐屯地売店には、 『本日特別支給 ソフトクリームおかわり自由』 の札が掲げられていた。 「やったぁ!」 「生き返る~!」 「今度は味が分かる!」 泥だらけの兵士たちは、今度こそ椅子に座り、笑いながらソフトクリームを頬張る。 富士見軍曹も苦笑しながら一口。 「……やっぱり、ゆっくり食べるのが一番ですね。」 ブロント少尉も新しいソフトクリームを手に、今度は穏やかな笑顔を浮かべた。 「うむ。」 一口味わってから、小さく頷く。 「やっぱりソフトクリームは、おいしく食べよ~ね♪」 その言葉に、兵士たちは顔を見合わせ―― 「最初からそうしてくださいよ、少尉!!」 南国の空に、笑い声がいつまでも響いていた。

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さかいきしお
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コメント

投稿
みやび

トンチを効かせるのも大事じゃな~

2026-07-03 13:29:46
返信
Anera

イジメだ・・・

2026-07-03 13:19:53
返信
Raven.B

2026-07-03 13:13:45
返信
成年自由党

2026-07-03 12:54:23
返信
白雀(White sparrow)

いや,胃の中で溶けるんじゃ……見えなければ良いか!

2026-07-03 12:53:38
返信
えどちん

2026-07-03 12:20:09
返信
kacky333

一休さん…? (^^;

2026-07-03 11:37:59
返信

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