「レディは……泣いたり、しませんの……っ」名家育ちの令嬢アイドル・櫻井桃華が、けばけばしいピンクの部屋で気品ごと剥がされていく
2026-10-01 17:00:00
対象年齢:R-18
「レディ、ねえ。──そのレディが、こんな部屋で震えてんのは、どういう了見なんだ?」──天井から降るピンクの灯りがハート型のベッドをぬめらせ、窓の外では安っぽいネオンが赤と紫に明滅している。名家の子女として仕込まれた作法で伸ばした背筋だけが、この部屋のどこにも馴染まないまま、櫻井桃華をベッドの端に留めていた。
いつもなら、こういう場所で最初に動くのは自分の役目だった。年下の子が不安な顔をしていれば、大丈夫ですわ、と微笑んでみせる。紅茶を淹れて、話を聞いて、それで大抵の空気はほどけた。──けれど今、この下品なピンクの部屋には、支えるべき誰もいない。まとめるべき場も、微笑みかけるべき相手もいない。ただ、こちらを値踏みする中年の男の汗ばんだ息だけがある。
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