地の底
2024-01-26 21:51:01
対象年齢:R-18
気が付くと、そこは明るいとも暗いともつかない広い空間だった。
頭がズキズキする。なぜここにいるのかよく思い出せない。
目がだんだん慣れてくると、その視界の中で、たくさんの何かがせわしく動き回っていた。
(なんだろう)
ふと、自分の近くに気配を感じる。
「キャ!」思わず口に手を当てて悲鳴を上げてしまう。それは、彼女が知っているはずの人々、
すなわち、彼女のクラスメイトたちに思えるのだが、どう見ても尋常な恰好ではなかった。
クラスメイト達は、全身に何か硬い、黒光りするプロテクターのようなものを身に着けているように見えた。
というよりも、肌そのものがその、黒くつやのあるプラスチックのようなものになっているようだ。そして、顔こそ見えているものの頭は何かヘルメットか硬いフードのようなものでぴっちりと覆われ、そこから二本の触角のようなもの、いや、触角が生えていた。
(虫?・・・あ!)
不意に、クラスメイトの中に見慣れた顔を見つける。
「ミサト!」彼女が名を呼ぶと、ミサトだけでなくその恰好をしたクラスメイト達が一斉に彼女の方を向いた。
(!!)そのクラスメイト達の表情を見て、彼女は再び悲鳴を上げそうになる。
クラスメイト達は一様に無表情で、たくさんの虚ろな目が彼女の方を見ていた。
少しづつ記憶が戻ってくる。
学校が突然校舎ごと地面に沈んだこと、暗闇の中、何かに担ぎ上げられどこかへ運ばれたこと、
生暖かいぬめぬめしたところに下ろされると、そのぬめぬめが彼女を包み込み、彼女を甘い香りと心地よい感触で満たしていったこと・・・・
自分の身体を再確認する彼女。
腕も、脚も、そして形の良い胸をはじめ、顔以外の全身にすでに外骨格が形成されている。
ふと見ると、ミサトが自分の触角を彼女の触角に触れさせていた。その触角を通じて、彼女の頭の中に何かが流れ込んでくる。それは、心地よく彼女の意識と混ざり合い、アニブへと染め上げていった。
身体の下には、彼女を生まれ変わらせた繭の残骸がある。
彼女は、クラスメイト達同様、自分もアニブとして生まれ変わったことを理解した。そして、ゆっくりと立ち上がるとまたアニブたちに加わった。この地底を支配する女王の意思に従い、いずれ地上を支配するために。
そんなわけで、何枚もAI生成してみて(笑)
やっとそれっぽいのが出てきたので、少し文章つけてみました。
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