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#最終話 その背を越えて

2026-07-08 01:40:00

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2026-07-08 01:40:00

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対象年齢:全年齢

王都監察局の白い回廊に、朝の光が差し込んでいた。 エルネスト・オルブライトは、最後まで剣を捨てなかった。 だが、受理された記録がクラウスの命令を越えて残ると知った時、 彼は静かに剣を引いた。 三年前の北方任務は、再調査に回されることになった。 消された部隊名も、伏せられた証言も、 すぐにすべてが正されるわけではない。 それでも、もう“なかったこと”にはできない場所へ届いた。 リオネル・ヴァレインが背負ってきた罪は消えない。 連れ帰れなかった仲間も、守りきれなかった部下も、 妹の前から姿を消した三年も、 彼自身の中から簡単に失われることはない。 しかし王都が押しつけた罪まで、 ひとりで背負い続ける必要はない。 エレナは、もう兄の背だけを追ってはいなかった。 黒衣の隣に立ち、白銀の足で、同じ回廊を進んでいく。 リオネルは少しだけ視線を向ける。 その先を歩く妹の横顔は、 かつて自分を追いかけていた少女のものではなかった。 兄の背は、もう遠い影ではない。 追い続けるためのものでもない。 エレナ・ヴァレインはその隣に立ち、 そして自分の足で次の道へ歩き出した。 終章 第三部 王都監察局・影務部 了 終章・後日談 https://www.aipictors.com/posts/771083

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雪月花
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コメント

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みやび

2026-07-08 03:00:21
返信

103投稿

-フォロワー

ほぼ騎士アカウントです。
オリジナルの騎士たちを、物語の断片のように投稿しています。

特定作家さんの画風再現・作家名指定・個人LoRA等は使用しておりません。

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